目次
- 1.ノードの型
- 2.各型のノードの一覧
ノードには複数型と種類があります。
1.ノードの型
シナリオキャンバスでは「ノード」を組み合わせることにより施策を実行するシナリオを作成します。
ノードには下記の4つの型があります。
名称 | 概要 |
スターター |
シナリオを開始するノードです。シナリオの開始位置に必ず設定する必要があります。
指定された条件に合致するカスタマー/オーディエンスを後続のノードへ遷移させます。 ※1キャンバスあたり、5つまで設定可能です。 |
アクション |
到達したカスタマー/オーディエンスに対し、特定のアクションを実行するためのノードです。
チャネルへの配信やラベル・スコアの付与などを実施し、後続ノードへ遷移させます。 |
トリガー |
到達したカスタマー/オーディエンスが指定した条件を満たした場合(指定された条件に当てはまる行動を行った場合)後続のノードへ遷移させるノードです。
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フィルター |
到達したカスタマー/オーディエンスに設定されているデータや、特定の条件に応じて次に遷移させるノードを振り分けるためのノードです。
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2.各型のノードの一覧
スターター
ノード | 概要 | 設定 |
値変更 | カスタマーの指定されたフィールド/ラベルの値が変更されたことをトリガーに実行されます。 | 値:変更を検知する対象となるフィールド/ラベルを選択 条件:選択したフィールド内の値が満たすべき条件を設定 ※日付、日時フィールドの値を指定する際、 期間を指定 では、 指定した値 から指定期間だけ前/後にずらした日時よりも、現在の日時が前/後であれば当該カスタマーが後続ノードへ進行する。 |
セグメント | 作成済みの任意のセグメントを指定し、セグメントに属するカスタマー/オーディエンスに対してシナリオを実行します。 | セグメントタイプ:セグメントのタイプを選択 セグメント:作成済みのセグメントを選択 タイマー:キャンバス実行後、スターターが起動するタイミングを設定 |
ページビュー | URLを指定し、該当するURLへアクセスしたカスタマー/オーディエンスを対象にシナリオを実行します。 ※事前にメールアドレスとCookieが名寄せされている必要があります。 |
URL(glob形式):任意の文字列を表すワイルドカード「*」を用いてURLを指定する形式です。 URL:https://geniee.co.jp/users/*/mypage こちらの設定例は以下のURLを含みます。 URL:https://geniee.co.jp/users/123/mypage URL:https://geniee.co.jp/users/456/mypage クエリストリンクを含むURLを設定する場合は、ページビュースターター・トリガーノードの設定における注意事項をご参照ください。 指定するURLのページにはウェブビーコン用タグの設置が必要です。詳しくは タグ をご参照ください。 |
LINE | LINEアカウントを指定し、 指定したアカウントの友だちからのメッセージをトリガーにスタートします。 ※LINE友だちのメッセージをトリガーに、LINEスターターを設置した稼働中の全てのキャンバスが動作します |
LINEアカウントの連携方法についてはサポートチームまでお問い合わせください ※当スターターから流入したLINE友だちの流入元は指定のチャンネルになります ※当スターターから流入したLINE友だちには流入時のメッセージが付与されます |
追跡 | 計測タグで設定された追跡IDと属性が一致するオーディエンスを対象に実行されます。 | 追跡ID:対象とする計測タグに記述した追跡IDを設定 条件:タグから受信するキーを指定し、値に対する条件を設定 重複チェック:同一オーディエンスの通過を除外する期間を指定 ※詳しくはJavascriptによる外部フォーム連携をご確認ください |
フォーム | フォームキャンペーンで作成した任意のフォームキャンペーン名を指定し、フォームを通過したカスタマーを対象にシナリオを実行します。 | キャンペーン:フォームキャンペーン名を指定 |
アクション
ノード | 概要 | 設定 |
メール送信 | このノードに到達したカスタマーに対し、ノード設定で指定されたメールコンテンツを送信します。 | コンテンツ:作成済みのメールコンテンツを選択 差出人メールアドレス:差出人として表示されるメールアドレスを指定 差出人名:差出人として表示される名前を指定 返信先メールアドレス:返信先となるメールアドレスを指定 営業担当者の自動差し込み:チェックを入れると、差出人と返信先の情報がカスタマーに対して設定している営業担当者となる ダイレクト計測を利用する:メール本文内のリンククリックの計測をダイレクト計測によって行います。ダイレクト計測を行う場合は遷移先ページにタグの設置が必要となります。詳細はリンクの計測方法をご確認ください。ウェブサイト上の行動とカスタマーを結びつけた計測はダイレクト計測のほうが精度が高く計測できるケースが多くなります。(既に実行中のシナリオキャンバスを停止すると、これまでのシナリオの実行情報がリセットされてしまいますので、変更の際はその点をご理解いただいた上で作業をお願いいたします。) 重複配信を許可する:チェックがない場合、14日間以内に当ノードへ再到達したカスタマーにはメールを送信しません。チェックがある場合、再到達したカスタマーにもメールを送信します。 |
スコア | このノードに到達したカスタマーに対し、ノード設定で指定された値分のスコアを加算/減算します。 | スコア:加算/減算するスコア値を指定 |
ラベル | このノードに到達したカスタマーに対し、ノード設定で指定されたラベルを付与・削除します。 | ラベル:付与/削除するラベルを指定 |
一時停止 | ノード設定で指定された時間分、到達したカスタマー/オーディエンスを待機させ、指定時間経過後に後続のノードへ遷移します。 ※本ノードへ到達した時点で指定日時を過ぎている場合は、一時停止せずに次のノードへ遷移します ※最大停止期間は31日23時間59分 |
タイマータイプ:停止期間/再開日時に対する条件を指定 停止期間を指定:本ノードへ到達後、次のノードへ遷移するまでの期間を指定 再開する絶対日時を指定:本ノードへ到達後、次のノードへ遷移する絶対的な日時を指定 再開する相対日時を指定:本ノードへ到達した日付を起点に、次のノードへ遷移する相対的(3日前・1週間後)な日時を指定 例1:到達日時から1日後の12時30分に再開という設定で、本ノードへの到達が5月1日の場合、5月2日12時30分に次のノードへ遷移します 例2:到達日時から0日後の12時30分に再開という設定で、本ノードへの到達が5月1日の場合、5月1日12時30分に次のノードへ遷移します。現在時刻が5月1日12時30分を過ぎている場合は一時停止せずに次のノードへ遷移します 値で指定:本ノードへ到達したカスタマーのフィールドに格納されている日時を指定 値で指定し、再開日時をずらす場合:指定した日時を起点に相対的な日時を指定 |
LINEリプライ | このノードに到達したLINE友だちに対し、ノード設定で設定されたLINEメッセージを流入元のLINEチャンネルに返信します。 ※LINE機能をご利用の場合はサポートチームにご連絡ください |
メッセージ:作成済みのLINEメッセージを選択 |
カスタマー変更 | このノードに到達したカスタマーの属性を、ノード設定で設定されたカスタムフィールドに対して挿入することができます。 メールアドレスを設定することでカスタマーの作成や、カスタマーを特定しカスタムフィールドにデータを挿入することが容易となります。 |
変更モード:フィールド/ラベル更新のモードを選択します。 属性情報をフィールドに格納する場合は 追跡 を、フィールドに格納する値を任意に設定する場合は 値変更 を選択します。 出力先:値を格納するフィールドもしくはラベルを指定 入力:追跡モードの場合は 属性名 を、値変更モードの場合は 入力する値 を設定します。 ※2つ以上のフィールドを更新する場合は、複数のカスタマー変更ノードを連続させず、1つのノードで全ての変更を定義してください。 連続させた場合はどちらかの更新が失敗する可能性があります。 |
営業通知 | このノードに到達したカスタマーの情報を、ノード設定で設定されたユーザにへメールで通知します。 到達したカスタマーは1分単位でまとめて通知されます。 |
ユーザ:通知する対象ユーザを選択 ※選択できるユーザ数の上限は10です ※通知メール内にカスタマー情報が記載されるのは、スターターに フォームスターター を選択した場合のみです |
SMS送信 |
このノードに到達したカスタマーに対し、ノード設定で設定されたSMSメッセージを送信します。 |
メッセージ:SMSで送信するメッセージを編集 重複配信を許可する:チェックがない場合、14日間以内に当ノードへ再到達したカスタマーにはSMSを送信しません。チェックがある場合、再到達したカスタマーにもSMSを送信します。 ※詳細はSMS連携でご確認ください ※SMS配信を実施する場合は、標準フィールドの「電話番号」にハイフンなしの携帯電話番号を入力ください。 ※URLはテキストエリア左下のボタンから差し込んでください ※[[]]で囲まれていない場合、URL表記であっても通常のテキストとして送信されます |
LINEフォーム | このノードに到達したLINE友だちに対し、ノード設定で指定されたLINEメッセージの送信とそのLINE友だちからの回答を受信します。 ※LINE機能をご利用の場合はサポートチームにご連絡ください |
対象LINEチャンネル:LINEアカウントを指定できます。指定しない場合はLINE友達の流入元のLINEチャンネルにLINEメッセージを送信します メッセージ:作成済みのLINEメッセージを選択 属性:情報を保持するキー名とデータ型を指定 値入力済みでスキップ:チェックを入れた場合、本ノードのに対して回答済みのLINE友だちへはメッセージを送信せず、次のノードへ遷移する 入力内容の確認:チェックを入れた場合、回答情報の正誤をLINE友だちへ確認 不正チェックメッセージ:属性で指定したデータ型と異なる入力をした際に送信するメッセージを編集 ※流入元のLINEチャネルと異なるプロバイダーのLINEチャネルに属するLINE友だちへメッセージを送ることはできません |
LINE送信 | このノードに到達したLINE友だちに対し、ノード設定で指定されたLINEメッセージの送信を行います。 ※LINE機能をご利用の場合はサポートチームにご連絡ください |
対象LINEチャンネル:LINEアカウントを指定 メッセージ:作成済みのLINEメッセージを選択 ※14日間の間、重複配信を排除します。あるLINE友だちに当ノードが配信した場合、それから14日間以内にそのLINE友だちが再到達しても配信しません ※流入元のLINEチャネルと異なるプロバイダーのLINEチャネルに属するLINE友だちへメッセージを送ることはできません |
カスタマー格納 | このノードに到達したカスタマーに対し、ノード設定で指定された集計なしセグメントへの格納を行います。 | セグメント:作成済みの集計なしセグメントを指定 |
担当者通知 | このノードに到達したカスタマーの情報を、それぞれのカスタマーに対して設定している営業担当者へメールで通知します。 | 通知メール内に記載されるカスタマー情報は、営業担当者が送り先の担当者に指定されているカスタマーの情報のみとなり、他担当者のカスタマー情報が含まれることはありません。 また、営業担当者未設定のカスタマーの情報が通知メール内に記載されることはありません。 |
Webhook | このノードに到達したカスタマーの情報を規定のJSONフォーマットに整形し、指定したURL(APIエンドポイント)に向けてPOSTリクエストします。 JSONには以下の情報が含まれます。 ・カスタマーID ・姓(漢字、よみがな) ・名(漢字、よみがな) ・メールアドレス ・電話番号 ・スコア ・登録日時(JST) ・メール配信可否フラグ ・カスタムフィールド(登録されているもののみ) ※カスタマー情報のサイズは最大で400KB程度となるため、JSONリクエストボディも同程度のサイズになる可能性があります |
エンドポイントURL:POSTリクエストを受信するAPIエンドポイントのURLを指定 Bearer認証を使う:API認証トークンを用いる場合にチェック 認証トークン:API認証トークンを指定 ※エンドポイントURLはHTTPSスキームのみ受理します。 ※詳しくはこちらをご参照ください。 |
トリガー
※トリガーノードがある場合、全てを通過しないと同シナリオキャンバスの再入(もう一度初めからシナリオを繰り返す)ができないのでご注意ください
ノード | 概要 | 設定 |
メールクリック | 指定されたメール送信ノードの配信対象者のうち、メールコンテンツ内の特定のURLをクリックしたカスタマーのみ後続のノードへ遷移させます。 | 対象ノード:リンククリックの検知対象とするメール送信アクションを指定 URL:リンククリック検知の対象とするURLを指定 |
メール開封 | 指定されたメール送信ノードの配信対象者のうち、メールを受信して開封を行ったカスタマーのみ後続のノードへ遷移させます。 | 対象ノード:メール開封の検知対象とするメール送信アクションを指定 ※テキストメールの開封は検知できません |
メール送信成功 | 指定されたメール送信ノードの配信対象者のうち、メール送信に成功したカスタマーのみ後続のノードへ遷移させます。 | 対象ノード:メール送信成功の検知対象とするメール送信アクションを指定 |
メール購読解除 | 指定されたメール送信ノードの配信対象者のうち、受信したメールからメール購読を解除したカスタマーのみ後続のノードへ遷移させます。 | 対象ノード:メール購読解除の検知対象とするメール送信アクションを指定 |
ページビュー | 先行アクションに対し、その後該当するURLへのアクセスのあったオーディエンスのみ後続のノードへ遷移させます。 | URL(glob形式):対象とするURLをglob形式で設定 クエリストリングを含むURLを設定する場合は、ページビュースターター・トリガーノードの設定における注意事項をご参照ください。 ※ 指定するURLのページにはウェブビーコン用タグの設置が必要です。詳しくは タグをご参照ください。 |
SMSクリック | 指定されたSMS送信ノードの配信対象者のうち、SMSメッセージ内の特定のURLをクリックしたカスタマーのみ後続のノードへ遷移させます。 ※SMS送信はオプション機能となります |
対象ノード:リンククリックの検知対象とするSMS送信アクションを指定 URL:リンククリック検知の対象とするURLを指定 ※選択できるURLは[[]]で囲まれたURLが対象となります。 |
LINEメッセージ | 指定されたLINEアカウントへのメッセージ送信があったLINE友だちのみ後続のノードへ遷移させます。 | 対象LINEチャンネル:メッセージ送信の検知対象とするLINEアカウントを指定 ※当トリガーから次のノードへ進んだLINE友だちの流入元は指定のチャンネルになります ※当トリガーから次のノードへ進んだLINE友だちには流入時のメッセージが付与されます ※流入元のLINEチャネルと異なるプロバイダーのLINEチャネルに属するLINE友だちのメッセージ送信を検知することはできません |
LINEクリック | 指定されたLINE送信ノードの配信対象者のうち、LINEメッセージ内の特定のURLをクリックしたLINE友だちのみ後続のノードへ遷移させます。 | 対象ノード:リンククリックの検知対象とするLINE送信アクションを指定 URL:リンククリック検知の対象とするURLを指定 |
フィルター
ノード | 概要 | 設定 |
ABテスト | ノードに到達したカスタマー/オーディエンスを矢印で接続された後続ノードに対し、ランダムに振り分けてそれぞれの後続ノードへ遷移させます。 ※後続ノード数に対して、完全に均等にはなりません |
遷移先:遷移対象とする後続ノードを指定 |
値チェック | ノードに到達したカスタマーの標準/カスタムフィールドの値をチェックし、条件に一致する場合にのみ、後続ノードへ遷移させます。 | 値:変更を検知する対象となるフィールド/ラベルを選択 条件:選択したフィールド内の値が満たすべき条件を設定 ※日付、日時フィールドの値を指定する際、 期間を指定 では、 指定した値 から指定期間だけ前/後にずらした日時よりも、本ノードへの到達日時が前/後であれば当該カスタマーが後続ノードへ進行します。 |
LINEキーワード | ノード設定で指定したキーワードを含むメッセージを返信してきたLINE友だちのみ、後続ノードへ遷移させます。 | 遷移先:条件を満たしたLINE友だちを遷移させる後続ノードを指定 キーワード:遷移させる条件となるキーワードを完全一致、もしくは、部分一致で指定 |
分岐 | ノード設定で、流入元から流入先を選び、最初に到達した条件のみ通過させる事ができます。 トリガーと一時停止を組み合わせる事で、未開封時にリマインドメールを送信するような事が可能となります。 ※到着時刻が同時、または近似するような場合には処理される順番が前後されるため、通過するノードも前後する場合がございます ※分岐ノードから矢印が引かれているにもかかわらず、いずれの遷移元からも遷移先として設定されていないノードが存在する場合、そのシナリオは実行できません |
遷移元:分岐ノードに向けて矢印を設定したノード(最大5件設定可能) 遷移先:遷移元からの向き先のノード(最大5件設定可能) |
※1つのシナリオキャンバスあたりの、設置可能なノードの上限数は 200 個です
※配信可否フィールドの値を選択する場合、 YES が 配信不可 を NO が 配信可 に該当します
※日付型の値は内部的に yyyy-mm-dd 00:00:00 形式に変換される仕様のため、日付型に対して時間/分をずらす処理をする際はご注意ください
※ページビュースターター・トリガーノードのURLでクエリストリング(パラメータ)を含める場合は、 パラメータ名が昇順になるように文字列を記述しないと正しく動作しない ことにご注意ください
例)
ノードに対して https://ma-jin.jp/marketing-automation/?a=x&b=y と設定
◎ https://ma-jin.jp/marketing-automation/?a=x&b=y
◎ https://ma-jin.jp/marketing-automation/?b=y&a=x
ノードに対して https://ma-jin.jp/marketing-automation/?b=y&a=x と設定
× https://ma-jin.jp/marketing-automation/?a=x&b=y
× https://ma-jin.jp/marketing-automation/?b=y&a=x
パラメータ名が昇順になっていないため
また、 a=* のように、パラメータの値に対してワイルドカードを設定することで、任意の値が設定されたWebアクセスを判定することが可能です。